トレーニング図鑑

ショルダープレス

ダンベルを肩の高さから頭の上へ押し上げる種目です。肩(三角筋)と腕の後ろ(上腕三頭筋)が働きます。

一般に鍛えられる筋: 三角筋・上腕三頭筋・僧帽筋

3Dで動かして見る

ショルダープレスの動きを3Dの筋肉モデルで再生した画像。働く筋ほど赤く表示されている
持ち上げる動きを3Dモデルで再生。赤が濃い筋ほど、筋力に対して大きな力を出しています。

鍛えられる筋のしくみ

重りを頭の上へ押し上げる動きで、肩の三角筋(とくに前部と中部)と上腕三頭筋が働きます。腕を高く上げるには肩甲骨も上に回る必要があり、僧帽筋や前鋸筋がそれを行います。立って行うと、体幹の筋がバランスを取るためにも働きます。

働く筋(3Dモデルでの計算)

ダンベル8kg(片手・片脚あたり)で、体重60kgの人がゆっくり動かしたときに、それぞれの筋が出せる最大の力に対して何%の力を出すかの推定です。

  1. 三角筋 鎖骨部(前部)縮みながら60%
  2. 上腕三頭筋 外側頭縮みながら36%
  3. 上腕三頭筋 内側頭縮みながら36%
  4. 三角筋 肩峰部(中部)縮みながら31%
  5. 大胸筋 鎖骨部縮みながら22%
  6. 大胸筋 胸肋部長さを保って17%
  7. 浅指屈筋 上腕尺骨頭長さを保って13%
  8. 浅指屈筋 橈骨頭長さを保って13%

「縮みながら」は持ち上げるときに縮んで力を出す筋、「伸びながら」は伸ばされながら力を出す筋、「長さを保って」は姿勢を支える筋です。バーは筋力の50%でいっぱいになります。

やり方

  1. ダンベルを両手に持ち、肩の高さに構える
  2. 手のひらを前に向け、肘は体の横に張る
  3. 腕が伸びきる手前まで頭の上に押し上げる
  4. ゆっくり肩の高さまで下ろす

ポイント

  • 腰を反らさず、おなかに力を入れる
  • 肩をすくめずに押す

よくある間違い

  • 腰を大きく反らせて押す
  • ダンベルを下ろしきらない

回数と重さの目安

ダンベルで10〜12回を2〜3セット。

やさしくする方法

座って背もたれのあるベンチで行う。重さを軽くする。

きつくする方法

立って行う。片手ずつ行う。下ろすときに3秒かける。

注意すること

腰を反らして押し上げると腰に負担がかかります。腕を上げると肩が痛む人は、痛くない範囲までにとどめます。

やり方による効き方の違い

トレーニング図鑑では、次のやり方を切り替えて、働く筋の違いを3Dで比べられます。

肩を「すくめる」
肩をすくめて押すと、僧帽筋上部と肩甲挙筋も一緒に働きます。

学習用の推定です。筋の働きは体格ややり方で変わり、実際の筋電図とは異なることがあります。痛みがあるときは無理をせず、専門家に相談してください。