トレーニング図鑑

ラットプルダウン

頭上のバーを胸の前へ引き下ろす種目です。懸垂と同じく背中(広背筋・大円筋)を鍛えられ、重さを調整しやすいのが特徴です。

一般に鍛えられる筋: 広背筋・大円筋・上腕二頭筋

3Dで動かして見る

ラットプルダウンの動きを3Dの筋肉モデルで再生した画像。働く筋ほど赤く表示されている
持ち上げる動きを3Dモデルで再生。赤が濃い筋ほど、筋力に対して大きな力を出しています。

鍛えられる筋のしくみ

マシンのバーを胸の前へ引き下ろす動きで、広背筋が主に働きます。広背筋は腰から脇の下へ広がる大きな筋で、腕を下へ引く働きがあります。大円筋も同じ向きに働き、肘を曲げるために上腕二頭筋、肩甲骨を寄せて下げるために菱形筋や僧帽筋も使います。懸垂と同じ動きを、重さを調整しながら練習できます。

働く筋(3Dモデルでの計算)

重り35kgで、体重60kgの人がゆっくり動かしたときに、それぞれの筋が出せる最大の力に対して何%の力を出すかの推定です。

  1. 広背筋縮みながら100%
  2. 上腕筋縮みながら100%
  3. 上腕二頭筋 長頭縮みながら88%
  4. 大円筋縮みながら75%
  5. 腕橈骨筋縮みながら61%
  6. 肘筋伸びながら57%
  7. 上腕二頭筋 短頭縮みながら57%
  8. 上腕三頭筋 長頭伸びながら41%

「縮みながら」は持ち上げるときに縮んで力を出す筋、「伸びながら」は伸ばされながら力を出す筋、「長さを保って」は姿勢を支える筋です。バーは筋力の50%でいっぱいになります。

やり方

  1. マシンに座り、太ももをパッドで固定する
  2. バーを肩幅より広く握る
  3. 胸を張り、バーを鎖骨のあたりまで引き下ろす
  4. ゆっくり腕を伸ばして戻す

ポイント

  • 肘を体の横に下ろすイメージで引く
  • 上体を大きく後ろに倒さない

よくある間違い

  • 腕の力だけで引く
  • 首の後ろに引いて肩を痛める

回数と重さの目安

10〜12回で限界がくる重さで、2〜3セット。

やさしくする方法

重さを軽くする。マシンがなければ、ゴムチューブを高いところにかけて引く。

きつくする方法

引いたところで1秒止める。戻すときに3秒かける。

注意すること

バーを首の後ろへ引くと肩を痛めやすいので、胸の前へ引きます。上体を大きく後ろへ倒して反動を使わないようにします。

学習用の推定です。筋の働きは体格ややり方で変わり、実際の筋電図とは異なることがあります。痛みがあるときは無理をせず、専門家に相談してください。