トレーニング図鑑

キックバック

上体を前に倒し、二の腕を固定して肘を後ろに伸ばす種目です。腕の後ろ(上腕三頭筋)を鍛えます。

一般に鍛えられる筋: 上腕三頭筋

3Dで動かして見る

キックバックの動きを3Dの筋肉モデルで再生した画像。働く筋ほど赤く表示されている
持ち上げる動きを3Dモデルで再生。赤が濃い筋ほど、筋力に対して大きな力を出しています。

鍛えられる筋のしくみ

前かがみで二の腕を体の横に固定し、肘を後ろへ伸ばす動きで、上腕三頭筋を鍛えます。肘を伸ばしきったところで上腕三頭筋がいちばん短くなり、強く縮んだ状態で力を出す練習になります。フレンチプレスと組み合わせると、上腕三頭筋を伸びた位置と縮んだ位置の両方で鍛えられます。

働く筋(3Dモデルでの計算)

ダンベル4kg(片手・片脚あたり)で、体重60kgの人がゆっくり動かしたときに、それぞれの筋が出せる最大の力に対して何%の力を出すかの推定です。

  1. 大殿筋長さを保って41%
  2. 上腕三頭筋 外側頭縮みながら31%
  3. 上腕三頭筋 内側頭縮みながら31%
  4. 胸最長筋長さを保って26%
  5. 半膜様筋長さを保って25%
  6. 腰腸肋筋長さを保って19%
  7. 上腕二頭筋 長頭伸びながら16%
  8. 上腕筋伸びながら16%

「縮みながら」は持ち上げるときに縮んで力を出す筋、「伸びながら」は伸ばされながら力を出す筋、「長さを保って」は姿勢を支える筋です。バーは筋力の50%でいっぱいになります。

やり方

  1. 上体を前に倒し、ダンベルを持つ
  2. 二の腕を脇腹につけ、肘を90度くらいに曲げる
  3. 肘から先だけを動かして、腕を後ろに伸ばす
  4. ゆっくり元の角度に戻す

ポイント

  • 二の腕は動かさない
  • 伸ばしきったところで腕の後ろを締める

よくある間違い

  • 肩を動かして振り上げる
  • 肘が下がっていく

回数と重さの目安

軽いダンベルで12〜15回を2〜3セット。

やさしくする方法

ゴムチューブで行う。重さを軽くする。

きつくする方法

伸ばしきったところで1秒止める。

注意すること

肘が下がると効きにくくなります。片手と片膝をベンチについて、背中をまっすぐに保ちます。

学習用の推定です。筋の働きは体格ややり方で変わり、実際の筋電図とは異なることがあります。痛みがあるときは無理をせず、専門家に相談してください。