トレーニング図鑑

フレンチプレス

頭の上でダンベルを持ち、肘を曲げ伸ばしする種目です。腕の後ろ(上腕三頭筋)、とくに長頭を引き伸ばしながら鍛えます。

一般に鍛えられる筋: 上腕三頭筋

3Dで動かして見る

フレンチプレスの動きを3Dの筋肉モデルで再生した画像。働く筋ほど赤く表示されている
持ち上げる動きを3Dモデルで再生。赤が濃い筋ほど、筋力に対して大きな力を出しています。

鍛えられる筋のしくみ

頭の上で肘を曲げ伸ばしする動きで、二の腕の後ろの上腕三頭筋を鍛えます。上腕三頭筋の長頭は肩甲骨から始まり肩をまたぐので、腕を頭の上に上げた姿勢では引き伸ばされ、伸びた状態で力を出す練習になります。上腕の太さの3分の2ほどは上腕三頭筋が占めます。

働く筋(3Dモデルでの計算)

ダンベル5kg(片手・片脚あたり)で、体重60kgの人がゆっくり動かしたときに、それぞれの筋が出せる最大の力に対して何%の力を出すかの推定です。

  1. 棘上筋長さを保って100%
  2. 上腕三頭筋 内側頭縮みながら100%
  3. 上腕三頭筋 外側頭縮みながら100%
  4. 大胸筋 胸肋部長さを保って44%
  5. 三角筋 肩峰部(中部)長さを保って14%
  6. 大腰筋長さを保って13%
  7. 長内転筋長さを保って11%
  8. 大腿直筋長さを保って10%

「縮みながら」は持ち上げるときに縮んで力を出す筋、「伸びながら」は伸ばされながら力を出す筋、「長さを保って」は姿勢を支える筋です。バーは筋力の50%でいっぱいになります。

やり方

  1. ダンベルを持ち、腕を頭の上にまっすぐ伸ばす
  2. 肘の位置を変えずに、ダンベルを頭の後ろへ下ろす
  3. 肘が深く曲がったところで止める
  4. 肘を伸ばして元に戻す

ポイント

  • 肘を開かず、天井に向けたまま動かす
  • 腰を反らさない

よくある間違い

  • 肘が外に開く
  • 肩ごと動かしてしまう

回数と重さの目安

ダンベル1つを両手で持ち、10〜12回を2〜3セット。

やさしくする方法

座って行う。重さを軽くする。ゴムチューブで行う。

きつくする方法

下ろすときに3秒かける。片手ずつ行う。

注意すること

肘が外へ開くと肘や肩に負担がかかります。頭の後ろで重りを扱うので、重さは控えめにします。

学習用の推定です。筋の働きは体格ややり方で変わり、実際の筋電図とは異なることがあります。痛みがあるときは無理をせず、専門家に相談してください。