トレーニング図鑑

ダンベルプルオーバー

ベンチにあお向けで、1つのダンベルを頭の後ろから胸の上へ動かす種目です。背中(広背筋・大円筋)と胸、腕の後ろの長頭が働きます。

一般に鍛えられる筋: 広背筋・大円筋・大胸筋・上腕三頭筋長頭

3Dで動かして見る

ダンベルプルオーバーの動きを3Dの筋肉モデルで再生した画像。働く筋ほど赤く表示されている
持ち上げる動きを3Dモデルで再生。赤が濃い筋ほど、筋力に対して大きな力を出しています。

鍛えられる筋のしくみ

仰向けで頭の後ろからダンベルを胸の上へ運ぶ動きで、広背筋と大胸筋の両方が腕を前から下へ動かす働きで使われます。上腕三頭筋の長頭も、肩を伸ばす働きで手伝います。腕を頭の後ろへ下ろしたところでは、広背筋が大きく引き伸ばされます。

働く筋(3Dモデルでの計算)

ダンベル10kgで、体重60kgの人がゆっくり動かしたときに、それぞれの筋が出せる最大の力に対して何%の力を出すかの推定です。

  1. 大菱形筋縮みながら100%
  2. 広背筋縮みながら100%
  3. 大胸筋 胸肋部縮みながら100%
  4. 肩甲挙筋長さを保って58%
  5. 烏口腕筋縮みながら55%
  6. 上腕三頭筋 内側頭長さを保って48%
  7. 上腕三頭筋 外側頭長さを保って48%
  8. 前鋸筋縮みながら40%

「縮みながら」は持ち上げるときに縮んで力を出す筋、「伸びながら」は伸ばされながら力を出す筋、「長さを保って」は姿勢を支える筋です。バーは筋力の50%でいっぱいになります。

やり方

  1. ベンチにあお向けになり、両手で1つのダンベルを胸の上に持つ
  2. 肘を軽く曲げたまま、頭の後ろへ下ろす
  3. 体の脇が伸びるところまで下ろす
  4. 腕を胸の上まで戻す

ポイント

  • 肘の角度を保つ
  • 腰を反らせすぎない

よくある間違い

  • 肘を曲げ伸ばしする
  • 重すぎる重さで肩を痛める

回数と重さの目安

ダンベル1つを両手で持ち、10〜12回を2〜3セット。

やさしくする方法

重さを軽くする。下ろす深さを浅くする。

きつくする方法

下ろすときに3秒かける。ベンチに肩だけを乗せて横向きに寝て行う。

注意すること

肩の柔らかさが足りないまま深く下ろすと、肩を痛めやすくなります。痛くない範囲で行います。

学習用の推定です。筋の働きは体格ややり方で変わり、実際の筋電図とは異なることがあります。痛みがあるときは無理をせず、専門家に相談してください。