体の不調図鑑

肩こり

首の付け根から肩・背中の上のあたりが張って、重く感じる状態。長い時間同じ姿勢でいることが代表的なきっかけです。

3Dで原因の筋と対策を見る 無料で見られます

デスクワークで前かがみの姿勢を3Dの筋肉モデルで表示した画像。原因になっている筋を、弱い(緑)・こっている(オレンジ)・縮んでいる(紫)に色分けし、痛む場所を赤く光らせて示している

体の中で起きていること

  • 頭が前に出て、僧帽筋 上部・肩甲挙筋が頭を支え続けて、こっている
  • 大胸筋・小胸筋が縮んで、肩甲骨を前に引いている
  • 菱形筋・僧帽筋 中部が伸ばされたまま弱くなり、肩甲骨を戻せない

痛む場所

首の付け根〜肩の上

きっかけ

  • デスクワークやスマホで、頭が前に出て背中が丸まった姿勢が続く
  • 頭(約5kg)が前に出るほど、首の後ろと肩の筋が支える負担が増える
  • 肩をすくめる・腕を前に出したままの姿勢で、同じ筋が休まず働き続ける
  • 運動不足・冷え・ストレスによる筋の緊張

原因と対策

原因の筋の状態(弱い・こっている・縮んでいる)ごとに、対応する対策(使う・ほぐす・ストレッチ)を組にしています。「中心」は、この不調でとくに大切な組です。

原因緊張が続いて、こっている 中心

  • 僧帽筋 上部
  • 肩甲挙筋

関連: 板状筋(首の後ろ)

対策ほぐす

首の付け根と肩の上をもんで、緊張をゆるめる

首の付け根(僧帽筋上部・肩甲挙筋)
反対の手で肩の上の筋をつかみ、肩をゆっくり回しながら30秒ほどもみほぐす。温めてから行うと効果的です。
対象: 僧帽筋 上部・肩甲挙筋

原因縮んで硬くなっている 中心

  • 小胸筋
  • 大胸筋

関連: 僧帽筋 上部

対策ストレッチ

胸の前と首の横を伸ばす

首の横(左側)
左肩を下げたまま、頭を右へ倒す。 右手を頭にのせて軽く引いてもかまいませんが、強く引っぱらないこと。
おもに僧帽筋上部・胸鎖乳突筋・斜角筋・肩甲挙筋
首の後ろ
両手を頭の後ろで組み、あごを胸に近づけるように頭を前へ倒す。 手の重さを使う程度にし、強く押さないでください。
おもに頭板状筋・僧帽筋上部・半棘筋
胸を開く
両手を背中の後ろで組み、肩甲骨を寄せて腕を後ろへ引き、胸を張る。 肩をすくめず、肩甲骨を寄せて下げるようにします。
おもに大胸筋・三角筋前部・上腕二頭筋
腕を胸の前で引く(右)
右腕を胸の前で横に伸ばし、左腕で肘のあたりを胸に引き寄せる。 肩をすくめず、右肩を前へ出さないようにします。
おもに三角筋後部・棘下筋・小円筋・菱形筋

原因弱くなっている(うまく使えていない)

  • 菱形筋
  • 僧帽筋 中部・下部

関連: 前鋸筋・首の奥の筋(頸長筋・頭長筋)

対策使う(鍛える)

肩甲骨を寄せる筋を使い、肩甲骨を後ろで支える

肩甲骨を寄せる
肘を曲げて脇をしめ、胸を張りながら左右の肩甲骨を背骨へ寄せ、少し下げる。5秒キープして戻す。 肩をすくめないように。首の付け根に力が入るときは、肩を下げることを意識します。
おもに菱形筋・僧帽筋 中部・下部

アプリでは、それぞれの対策の動きで使われる筋(赤)・伸ばされる筋(青)を3Dで再生し、ほぐす場所を番号の印で表示できます。

生活の工夫

  • 画面を目の高さに近づけ、頭が前に出ないようにする
  • 30〜60分に一度は立ち上がり、肩を回す・肩甲骨を寄せる
  • 肩をすくめていないか、ときどき確かめる
  • 湯船で温めて血の巡りをよくする

こんなときは医療機関へ

腕や手のしびれ・力が入りにくい、痛みがだんだん強くなる、安静にしていても痛む、胸の痛みや息苦しさをともなう場合は、早めに医療機関を受診してください。

ここで紹介しているのは一般的な情報で、診断や治療の代わりにはなりません。痛みやしびれがあるとき、症状が続くときは医療機関を受診してください。ストレッチや運動は痛みのない範囲で行い、痛みが強くなる場合は中止してください。