体の不調図鑑

ぎっくり腰

物を持ち上げたり、体をひねったりした瞬間に、腰に強い痛みが走る状態。医学的には急性腰痛と呼ばれます。

3Dで原因の筋と対策を見る 無料で見られます

前かがみでひねりながら持ち上げるの姿勢を3Dの筋肉モデルで表示した画像。原因になっている筋を、弱い(緑)・こっている(オレンジ)・縮んでいる(紫)に色分けし、痛む場所を赤く光らせて示している

体の中で起きていること

  • 前かがみでひねった瞬間、腰の筋・筋膜や背骨の小さな関節が傷つく
  • 腹横筋・お尻の筋が弱く、腰の筋だけで支えていた
  • 疲れで腰の筋がこっていた

痛む場所

腰

きっかけ

  • 前かがみ・中腰での持ち上げ、とくにひねりながらの動作
  • 疲れがたまって、腰の筋が硬くなっている
  • 朝起きてすぐや、くしゃみなど体が準備できていないときの動作
  • 運動不足

原因と対策

原因の筋の状態(弱い・こっている・縮んでいる)ごとに、対応する対策(使う・ほぐす・ストレッチ)を組にしています。「中心」は、この不調でとくに大切な組です。

痛めた直後は、無理にストレッチやマッサージをせず、横向きで膝を曲げるなど楽な姿勢で休みます。数日して痛みが落ち着いてきたら、安静にしすぎず、できる範囲でふだんの生活に戻るほうが回復が早いとされます。

原因弱くなっている(うまく使えていない) 中心

  • 腹横筋
  • 大殿筋

関連: 多裂筋

対策使う(鍛える)

痛みが落ち着いてから、腰を守る筋を使う

ドローイン(お腹の奥を使う)
あお向けで膝を立て、息を吐きながら、おへそを背骨に近づけるようにお腹をへこませて10秒キープ。腰は床につけたまま、呼吸は止めない。
対象: 腹横筋

原因緊張が続いて、こっている

  • 脊柱起立筋(腰)

関連: 多裂筋・腰方形筋・大殿筋

対策ほぐす

お尻をほぐして腰の負担を減らす

お尻(大殿筋・梨状筋・中殿筋)
床に座ってお尻の下にテニスボールを置き、体重をかけてゆっくり転がす。脚のしびれが強くなる場合は中止する。
対象: 大殿筋・梨状筋・中殿筋

原因縮んで硬くなっている

  • 脊柱起立筋(腰)

関連: ハムストリングス

対策ストレッチ

膝を抱えて腰を伸ばす

膝を抱える(右)
あお向けに寝て、右膝を両手で胸に引き寄せる。 反対の脚は床に伸ばしたまま、腰を床に押しつけるようにします。
おもに大殿筋・脊柱起立筋(腰)

アプリでは、それぞれの対策の動きで使われる筋(赤)・伸ばされる筋(青)を3Dで再生し、ほぐす場所を番号の印で表示できます。

生活の工夫

  • 物を持つときは、膝を曲げて腰を落とし、体の正面で持つ
  • 持ったまま体をひねらず、足の向きを変える
  • 朝起きてすぐに重い物を持たない

こんなときは医療機関へ

足のしびれや力が入りにくい、尿や便が出にくい・もれる、発熱、転倒や事故の後、安静にしていても痛みが強くなる場合は、すぐに受診してください。

ここで紹介しているのは一般的な情報で、診断や治療の代わりにはなりません。痛みやしびれがあるとき、症状が続くときは医療機関を受診してください。ストレッチや運動は痛みのない範囲で行い、痛みが強くなる場合は中止してください。