体の不調図鑑

テニス肘(肘の外側の痛み)

物をつかむ・持ち上げる・ひねるときに、肘の外側が痛む状態。上腕骨外側上顆炎と呼ばれ、テニスをする人に限らず、パソコン作業や家事などで手首をよく使う人に多く見られます。

3Dで原因の筋と対策を見る 無料で見られます

キーボード・マウスで手首を反らすの姿勢を3Dの筋肉モデルで表示した画像。原因になっている筋を、弱い(緑)・こっている(オレンジ)・縮んでいる(紫)に色分けし、痛む場所を赤く光らせて示している

体の中で起きていること

  • 短橈側手根伸筋など手首を反らす筋を使いすぎている
  • その筋が付く肘の外側の骨(外側上顆)の腱に、小さな傷や炎症が起きる

痛む場所

肘の外側

きっかけ

  • 手首を反らす・物を握る動作のくり返し(キーボード・マウス・フライパン・ラケット)
  • 指や手首を伸ばす筋の使いすぎ
  • 加齢による腱の変化(40〜50代に多い)

原因と対策

原因の筋の状態(弱い・こっている・縮んでいる)ごとに、対応する対策(使う・ほぐす・ストレッチ)を組にしています。「中心」は、この不調でとくに大切な組です。

原因緊張が続いて、こっている 中心

  • 短橈側手根伸筋

関連: 長橈側手根伸筋・総指伸筋・回外筋・腕橈骨筋

対策ほぐす

前腕の外側をやさしくほぐす(痛む骨は押さない)

前腕の外側(手首・指を反らす筋)
肘の少し下、前腕の外側の筋を、反対の手の親指でやさしく押してほぐす。痛む肘の骨の出っぱりは強く押さない。
対象: 短橈側手根伸筋・長橈側手根伸筋・総指伸筋

原因縮んで硬くなっている

  • 短橈側手根伸筋

関連: 長橈側手根伸筋・総指伸筋

対策ストレッチ

手首を曲げて、前腕の外側を伸ばす

  • 手首を曲げるストレッチ: 肘を伸ばして手のひらを下に向け、反対の手で手の甲を手前に引いて、前腕の外側を15〜30秒伸ばす(このモデルには手首の腱の通り道がないため、3Dでは再生できません)

アプリでは、それぞれの対策の動きで使われる筋(赤)・伸ばされる筋(青)を3Dで再生し、ほぐす場所を番号の印で表示できます。

生活の工夫

  • 物を持つときは、手のひらを上に向けて持つ
  • マウス・キーボードの位置を見直し、手首を反らしたままにしない
  • 痛みが強いときは使う量を減らす(サポーターも一つの方法です)

こんなときは医療機関へ

肘が腫れている、しびれがある、指が動かしにくい、けがの後の痛みは、整形外科を受診してください。

ここで紹介しているのは一般的な情報で、診断や治療の代わりにはなりません。痛みやしびれがあるとき、症状が続くときは医療機関を受診してください。ストレッチや運動は痛みのない範囲で行い、痛みが強くなる場合は中止してください。