トレーニング図鑑

クランチ

あお向けで上体を丸める種目です。おなかの前(腹直筋)と脇腹(腹斜筋)を鍛えます。

一般に鍛えられる筋: 腹直筋・腹斜筋

3Dで動かして見る

クランチの動きを3Dの筋肉モデルで再生した画像。働く筋ほど赤く表示されている
持ち上げる動きを3Dモデルで再生。赤が濃い筋ほど、筋力に対して大きな力を出しています。

鍛えられる筋のしくみ

仰向けで背中を丸めて上体を起こす動きで、お腹の前の腹直筋を鍛えます。腹直筋は肋骨から恥骨まで縦に走る筋で、背骨を前に丸める働きをします。上体をひねりながら起こすと、わき腹の外腹斜筋・内腹斜筋も働きます。上体を完全に起こす腹筋運動と違い、腸腰筋の手伝いが少なく、腹直筋を狙えます。

働く筋(3Dモデルでの計算)

自分の体重だけで、体重60kgの人がゆっくり動かしたときに、それぞれの筋が出せる最大の力に対して何%の力を出すかの推定です。

  1. 大腰筋縮みながら22%
  2. 大腿直筋長さを保って17%
  3. 腸骨筋長さを保って16%
  4. 胸鎖乳突筋長さを保って16%
  5. 腹直筋縮みながら12%
  6. 外腹斜筋縮みながら9%
  7. 長内転筋長さを保って7%

「縮みながら」は持ち上げるときに縮んで力を出す筋、「伸びながら」は伸ばされながら力を出す筋、「長さを保って」は姿勢を支える筋です。バーは筋力の50%でいっぱいになります。

やり方

  1. あお向けに寝て膝を立てる
  2. 手を胸の前か頭の横に置く
  3. おへそをのぞき込むように、背中を丸めて上体を起こす
  4. 肩甲骨が床から離れたら、ゆっくり戻す

ポイント

  • 上体を起こしきらず、背中を丸める動きに集中する
  • 首を手で引っぱらない

よくある間違い

  • 反動で起き上がる
  • 首だけを曲げる

回数と重さの目安

15〜20回を2〜3セット。起こしたところで1秒止めます。

やさしくする方法

腕を胸の前で組む。起こす高さを小さくする。

きつくする方法

手を頭の後ろに添える。脚を上げた状態で行う。胸の上に重りを乗せる。

注意すること

手で頭を引っぱると首を痛めます。首の力は抜き、お腹で背中を丸めます。

やり方による効き方の違い

トレーニング図鑑では、次のやり方を切り替えて、働く筋の違いを3Dで比べられます。

膝を「伸ばす」
脚を伸ばすと、腸腰筋が骨盤を引っぱる形になります。

学習用の推定です。筋の働きは体格ややり方で変わり、実際の筋電図とは異なることがあります。痛みがあるときは無理をせず、専門家に相談してください。